断熱材

断熱材

断熱材の製造・販売(ペットウール)

断熱材ペットウール

寝具や衣料に使用される安全な素材

「ペットウール」は、ペットボトルと同じ原料のポリエステル繊維で作られた繊維系断熱材です。

ポリエステル繊維は、世界で綿花に次いで広く普及している繊維です。
身近なものでポリエステル製品の例を上げると以下のようなものがあります。

  • 衣料品:フリース・ブラウス・ワイシャツ・靴下
  • 産業用:シート・ロープ・テント
  • インテリア:カーテン・テーブルクロス・シーツ・布団綿
  • その他:洋傘・縫糸等

安全性が高いので、人の肌に直接ふれる製品が多いのがお判りになると思います。
断熱材の安全性が注目されている現在、ペットウールは最も安心してご利用いただける断熱材です。

他の繊維系断熱材には接着剤を使って形状を安定させている物等がありますが、ペットウールに使われているポリエステル繊維には、熱可塑性(熱を加えると、その時の形状が固定される性質:フリーツ等)が有るので、接着剤を使用していません。

またポリエステル繊維は、万が一火事などで燃えても炭酸ガスと水に分解され、ダイオキシン等の有毒ガスを出しません。

優れた耐ヘタリ性

「ペットウール」は耐保水性に優れており、薬品・虫・カビの害を受けないため、壁の中から家を守ります。
万が一、ペットウールが濡れた場合でも、保水しない素材のため乾けばそのまま使えます。

また、濡れても繊維の強さ(ヘタリ易さ)は替わりません。
断熱材ペットウールは、下地合板を守りながら優れた断熱性能で家を長持ちさせます。

(平成16年7月の新潟・福井・福島集中豪雨では、水害時、大量の水を含んだ断熱材や畳の修復が問題となり、乾燥の速い断熱材は一部入替えで済んだのに対し、乾燥の遅い断熱材が多くほとんどが全面入替えになりました。)

燃焼時の発生ガスについて(評価法 JIS K 2541 燃焼官式空気法400℃燃焼)

シアン水素(検出限界0.005mg/g) 検出せず
酸化水素(検出限界0.05mg/g) 検出せず
硫黄酸化物(検出限界0.5mg/g) 検出せず
窒素酸化物(検出限界0.5mg/g) 検出せず
一酸化炭素 検出せず
二酸化炭素 検出せず

断熱性能

ペットボトルと同じ原料の断熱材「ペットウール」は、熱伝導率0.040w/mkと高性能です。
これは、断熱にとって重要な空気を多く含んでいるからです。
吸湿性がなく、透湿性・通気性に優れ、断熱材のヘタリや継目に隙間が出来ないので、断熱性能においても経年変化はほとんどみられません。

< 物性と試験値 >
項 目 性 能 備 考
密 度 16.8kg/㎥ JIS A 1412-2:1999(50mm厚)
熱伝導率 0.040W/mk JIS A 1412-2:1999(50mm厚)
< 各種断熱材比較 >
繊維系断熱材
(ロックウール・グラスウール)
発砲系断熱材
(ポリウレタン・ポリスチレン)
ペットウール
断熱性
(16k:0.045W/mk)

(ポリウレタン・ポリスチレン)

(16k:0.040W/mk)
耐久性
(自重によるへたり)

(応力に追従しない)
吸音性 ×
(音が反響する)
安全性
(形成に接着剤を使用)

(形成成分又は代替フロン等)
施工性
(加工時に欠損が生じる)

(加工時に欠損が生じる)
リサイクル性 ×
(産業廃棄物)
×
(産業廃棄物)

(ポリエステル製品として可能)